運動体設計 (2023年度)

運動体とは、時間の経過とともに空間内の位置を変える現象や活動と定義し、動機(motive)となる題材(motif)を見つけ、日々の実践を遂行するための知見や方法論を探索します。「知性と感情を、社会的要素と技術的要素をバランスのとれた状態にすること(ラースロー?モホイ=ナジ)1947」を出発点として、アイデアを具体化するためのプロセスを検証し公開することを目的とします。

任意グループ「クリティカル?サイクリング」の約6年間の実践を基盤とし、萌芽プロジェクト「プラクティカル?サイクリング」を経て、研究参加者との定期的な意見交換を行い、このプロジェクトを実施します。

手法としては、クリティカル?サイクリングが自転車に乗ることを批評的に捉えようとしていることに対して、「運動体」にまつわる何らかの実践が芸術的、社会的、学術的な意義に繋がることを検証します。ここでの実践とは、グラフィックを作る、詩を作る、映像を作る、ワークショップを作る、など様々な展開が想定されます。

研究代表者 : 瀬川晃
研究分担者 : 赤松正行、クワクボリョウタ
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